光本勇介「実験思考」価格自由の本を考察してみた!

こんにちは、タカキヨウです。

光本勇介「実験思考」価格自由の本を考察してみた!

書籍 前田祐二「人生の勝算」を読んで思う事。

光本勇介さん。このお方は、何かのブランド物の写真を撮るだけで瞬時にお金を貰え、モノ自体は後で郵送で送ってね。みたいな、あの世間を騒がせたアプリ「CASH」の生みの親。

このアプリがリリースされた時、すぐにツイッターなどで広く拡散され「ヤバいアプリが出た!」などとみんなが騒いでいた記憶があります。

僕自身も、「このアプリ清算できるのかな〜すごい破天荒なアプリだな〜」と思ってすぐインストールしました。

結果、16時間で3.6億をばら撒くことになり、一旦サービスを休止し、また2ヶ月後に再開しました。

凄いですよね。そしてそんな方が書いた「実験思考」という、これまた新しい、価格自由の本。

本の印刷に必要な390円だけを頂き、本を読んで見てからQRコードを読み込んで支払ってね。っていう軽い感じで、つまらないと感じれば0円にもできるし、良かったと感じたら1000万まで支払うことのできるという仕組み。

見てみると、その支払った金額により、光本さん本人からサーヴィスを受けられるという、一応支払った金額により付加価値が付いてくる仕組み。

こりゃ払いたくなる。笑 けど、これだと本の評価ってよりは、このサーヴィス欲しさに支払う人も多いと予想できて「あ、そっちなのね」ってちょっとガッカリした気持ちもあります。笑

ではでは、本自体の考察へ。

実験思考

この世の全ては実験だ!

この、光本さん自体、「この世の全ては実験だ!」と思っているらしく、僕の考え方にも通じるところが多くあったので内容が入ってきやすかったです。

やっぱり、自分と似たような考え方を持っている人の言ってる事はスッと入ってきやすいですね。

光本さんは、このお言葉通り沢山の実験をしてきたと本書で語っています。

ちなみに、TEDでも講演をしているので、もしどんな人か気になったのならyoutubeで見てみてください。

どんな実験かというと

・高校時代にインターネット転売で何十万も稼いだり

・翻訳のクラウドソーシング

・留学サイト立ち上げ

・入りたい企業に20通りのアドレスに勝手にメールを送ったり

・10年前にカーシェアリングのサーヴィスを作ったり

・STORES.jpを作ったり

・CASHを作ったり

・事業を売ったり

などなど、まぁ、要するに生粋の起業家ですね。

アイデアマンなので、一つ事業を長く運営する力はなさそうですけど。

起業アイデアめっちゃ詰まってる笑

そして、この本、起業アイデアがめちゃくちゃ詰まってるんです。

現役起業家が考える事業アイデアが沢山詰まっている本なんてなかなかないんじゃないでしょうか。

このアイデアを見るだけでも参考になります。

事業アイデアはないけど、絶対起業してやる!みたいな

手段を目的にしている人も、本書の中にある事業に全力を注いでみれば当たる可能性はあるんじゃないでしょうか。

行動力がある人は是非やってみてください。

ちなみに本書に1万円を払えば、月に一度光本さん本人が考えた事業アイデアが送られてくるそうです。

ビジネスは見せ方が大事。

そして、ビジネスは見せ方が重要だと言っていて

CASHもただの買取アプリであって、しかし、「買取」という言葉は一切使わないようにして

ずっと「目の前にあるアイテムが瞬時にキャッシュに変わるアプリです」と言い続けたそう。

「目の前にあるアイテムが瞬時にキャッシュに変わるアプリ」というと「魔法感」があり、新しさがあり、僕はこうした表現を大事にしています。と述べています。

そして、CASHのサーヴィス自体も写真をとって価格を判断してもらうのですが、実は写真は価格に影響はないそうで、全ては、その商品の記入項目でか価格を決めているそうです。

しかし、写真を撮ってお金に変わった方が気持ちが良いということで、写真をとるような仕組みになっているそうです。

完全なるブランディングですね。

「性善説」と「思考停止」

そして最後は、「性善説」と「思考停止」をピックアップしていきます。

光本さんは「すべての人を信じるビジネス」をやりたいと思っていて、この世の全てのビジネスは悪い人がいることを前提に作られていて、しかし「CASH」は全ての人を信じるビジネスであって、一人当たりの1日の最高買取額は2万円で、全ての人がお金だけを受け取り商品を送らなかったら、サーヴィスは破綻します。

しかし、光本さんはこのサーヴィスを作ってみて、世の中に悪い人は少ないと確信していて、それならば、悪い人達が起こす不利益も、良い人達が起こす利益でカバーできるんじゃないのか?と思っていて

例えば、駅の改札機は一つ650万〜1500万円くらいするそうです。高いです。

それを無くしてしまえば、当然キセル(不正乗車)する人は現れる、しかし、その損害よりも、改札機を導入するコストの方が高かったらどうでしょう。そういうことです。

あとは、お金を借りるときや、旅行に行く時、自分が「悪い人」ではないということを、いろんな情報、免許証などを提示して示さなくてはいけません。

100人中の5人の悪い人のせいで、95人の善人に無駄なチェックをさせているのです。

95人がもたらす利益が、5人の損害と人を疑うコストを上回れば、それはビジネスとして成り立つのです。

そして、世の中は「思考停止」して生活できるようになると述べていて、様々が企業が、サーヴィスを開発し世の中はどんどん便利になって行く、それによって人間は「思考停止」して行くことになるということで

僕もまさにその通りだと思っていて、世の中は「思考停止」していることが当たり前になるんじゃないのかなと思っています。人間は頭で考えずに、コンピューターに考えてもらって行動する。

ナビなんかと同じで、人間の生活の管理や行動や意思決定は全てコンピューターに任せる時代がくるんじゃないのだろうかな〜なんて思っています。

以上です。皆さんも「実験思考」を是非読んでみてください!

そして、皆さんがどう思ったかなども、教えて欲しいです。

ありがとうございました。

by タカキヨウ

 

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